結婚式で身につけるアクセサリといえばティアラやイヤリング、ネックレスなどが定番ですが、デコルテや肩、背中などをキラキラした紋様で個性的に飾りつける「ボディジュエリー」が今注目を集めています。
そこで今回は、デザインも多彩でワンポイントのアクセントとしても目立つこと間違いなしのボディジュエリーをご紹介いたします。
そもそもボディジュエリーって?
ボディジュエリーはボディペイントの流れをくむデコレーションの技法で、「ボディアート「ダイヤモンドタトゥー」などとも呼ばれます。
海外から渡ってきたボディージュエリーが日本で知られるようになったのは2010年頃。
パーティーやハロウィンなどのイベントで利用されることもありますが、ウエディングの特別なデコレーションとして利用される方が最も多いようです。
どうやってデコるの?
肌への負担の少ない専用グルー(液体のり)でデザインの下地を描き、その上に装飾用の塗料をのせて乾かすだけ。
肌をキャンバスに、砂絵を描くようなイメージです。
シンボリックなデザインや文字を描いた下地に、キラキラのラメパウダーをのせて乾かせば完成です。
グルーやラメパウダーは販売もされていますが、複雑な模様をキレイに描くには技術が必要となりますので、ボディジュエリーに対応しているエステやネイルサロンに依頼するのがよいでしょう。
どれくらいもつの?
汗でせっかくのデコレーションが台無しになるのでは?とお思いかもしれませんがご安心を。
ボディジュエリーの接着力は1週間ほど持続し、その間に海やプール、お風呂に入っても剥がれることはありません。
もちろん専用の溶剤を使えば任意のタイミングで落とすこともできるので、お色直しも簡単です。
クリスタルガラスでゴージャス感アップ!
ラメだけでなくクリスタルガラスビーズやパールをあしらうことで、さらにゴージャスなデコレーションに。
お値段は張るものの、装飾にスワロフスキーを使うと高級感が高まります。
エアブラシを使ったクリアな質感のペイントも
グルーを使わずに、エアブラシで絵の具を肌に吹き付けてペイントする方法も。
バラの花のような繊細な模様も表現でき、カラフルで透明感のある仕上がりとなります。
手軽で便利なシールタイプ
グルーを使うボディジュエリーは基本1回きりですが、あらかじめ用意されたデザインを貼り付けるシールタイプのボディジュエリーもあります。
このタイプははがして保管することで繰り返し使えるため、他のイベントにも転用できます。
もちろんシールタイプでもクリスタルやパールをあしらったデコレーションが可能。
自分でデザインした図柄どおりにシールを作ってくれる、オーダーメイドに対応したサロンもあるようです。
植物性塗料のヘナタトゥー
エジプト、インド、北アフリカなどの乾燥地帯原産のミソハギ科の植物「ヘナ(ヘンナ)」。
その乾燥させて粉にした葉は染料になることで有名です。
人体に影響の少ない植物由来の染料ということで、白髪染めの原料としても知られているヘナ。
インドでは魔除けとして新婦にヘナで緻密な紋様を施す「メンディ」という風習があり、ある意味ウエディングにはぴったりの装飾といえるでしょう。
ヘナタトゥーは塗布して2週間ほどで自然に消えるため、エキゾチックなアクセントにも使えます。
ただし、自然に落ちるとはいえヘナは人体のタンパク質に反応して作用する染料であるため、顔や皮膚の弱い部分にはペイントを控えた方がよいでしょう。
さりげなくがポイント
自由にデザインできることが最大のメリットであるボディジュエリーですが、あまりゴテゴテしすぎるとかえって全体のバランスが悪くなってしまいます。
ポイントはあまり広い面積にデザインを施さず、さりげなく見せるくらいのボリューム。
純白のウエディングドレスに似合うよう、あまり多くの色を使わずシンプルえ淡い色合いにするのがオススメです。