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2017.04.26
「嫁入り道具」何を持っていく!?

 

結婚が決まると様々な準備が必要になりますが、結婚するとき女性が新居に持っていくのが「嫁入り道具」です。

 

 

嫁入り道具は文化・風習など地域によって異なるようですが、かつては婚礼箪笥(整理箪笥・衣裳箪笥・鏡台の3点セット)と、その衣裳箪笥の中に入れる和服4点セット(留袖・訪問着・色無地・喪服)が代表的なものでした。
鏡台は「三面鏡」が一般的で、女性が着物を着るときに後ろ姿を確認するために必要でした。
ある地域では、お嫁入りの際、新郎が新婦の三面鏡を持って新居に入るのが慣わしだそうです。
鏡は神道において御神体を象徴するものだったため、新居に神様をお迎えし、家庭円満・無病息災を祈念するという意味があるそうです。

 

少し前の時代には日本の家庭では、女の子が生まれると庭に桐の木を植えるという風習がありました。
桐の木は成長が早く10年から20年ほどで製材できるようになるため、女の子が大人になったときその桐で箪笥を作り嫁入り道具として持参していました。
桐箪笥は寿命も長く、時間を経るにつれ風合いを増して重厚な家具になっていきます。
皆様も、お祖母様の家の和室などで風格ある桐箪笥をご覧になったことがあるのではないでしょうか。

 

そして嫁入り道具を運ぶ際にも作法がありました。
嫁入り道具のトラックが後戻り運転をすると縁起が悪いとされるため、いくつかの包みとお饅頭を用意しておいて、狭い道で車が鉢合わせになった際には、それを渡すことで道を譲ってもらったそうです。
生活の変化で日本人も和服を着る機会が減り嫁入り道具も様変わりしましたが、今でも地域や家庭によってはこの伝統を引き継いでいるところもあるようです。

 

それでは現代の嫁入り道具といえばどんなものがあるのでしょうか。

 

前述したように嫁入り道具といえば家具・寝具のイメージがあります。
しかし住宅事情もあり大きな家具を運ぶのは難しい場合もあります。
そんなときは生活に欠かせない家電製品を用意する方も多いよいです。最近結婚された方の声をまとめてみるとこのような感じになりました。

 

洋服タンス
食器棚
食器類
テーブル&椅子
布団&座布団
冷蔵庫
洗濯機
電子レンジ
テレビ
その他の家電
礼服
現金
嫁入り道具は特に持っていかない

 

こうしてみると古い風習にはこだわらず、二人で相談して新居に必要なものを用意しているということがわかります。
なかでも礼服、特に喪服は準備するタイミングが難しいものなので結婚という人生の節目に買い揃えるのは良い方法かもしれませんね。

 

考えてみると「嫁入り道具」は娘を想うご両親の心がこもっているもの、といえるかもしれません。
長い間暮らした家を離れ、次の生活に移っていくときの心配は、親としてなんとかカバーしてあげたいものです。そんな気持ちが嫁入り道具に形を変えて花嫁になる娘に受け継がれているのではないでしょうか。
娘としてもご両親から受け継いだ着物や家具には、きっと深い想い入れがあるものでしょうね。
昔とは生活のスタイルが変わり結婚の前に同棲や一人暮らしをすることも多くなっているので、家具・家電などを買い直すことは少ないかもしれません。
新しい生活のためにあらためて寝具を揃えたり、喪服や着物など普段は使わないけど大切なものを持たせることは、嫁ぐ娘を支えてあげたいという親心のあらわれなのかもしれません。
ご両親とじっくり相談して一生の記念になるものを探してみてはいかがでしょう。

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